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【用途別】ガラスの厚みの決め方は?選び方と確認すべきポイント

【用途別】ガラスの厚みの決め方は?選び方と確認すべきポイント

ガラスを使用するDIYでよくあるのが「適切なガラスの厚みがわからない」「用途に適さないものを購入してしまった」といったトラブルです。

実際に製品を購入してからこういったミスに気付くのを防ぐためには、あらかじめガラスの厚みの決め方について理解しておくことが欠かせません。

 

そこで、本記事では厚みの決め方に悩んでいる方のため、用途別におすすめの厚みや、押さえておきたいポイントを解説します!

適切な製品選びができるようになるので、ぜひ参考にしてください。

ガラスの種類と厚み

一口にガラスといってもさまざまな種類があり、どの種類に該当するのかによって厚みや最大サイズが変わってきます。

 

また、安全性や加工性も異なるので、目的に応じて適切なガラスを選ぶことが重要です。

ここでは、代表的な種類のガラスとそれぞれの厚み、最大サイズの目安、押さえておきたいポイントを解説していきます。

フロートガラス

フロートガラスとは、一般的な透明ガラスのことです。

窓ガラスやインテリアなどにも幅広く使用されており、重ねると少し青っぽく見えるのが特徴です。

たとえば、家の中でもガラスが使用されているものが多くありますが、そのほとんどはフロートガラスです。

 

価格が安く、厚みの種類も豊富なので、さまざまな用途で役立ってくれるガラスです。

また、加工性にも優れているのも特徴といえます。

主な用途

窓ガラス、棚板、室内建具など

厚みの目安

2 mm /3 mm /4 mm /5 mm /6 mm /8 mm /10 mm /12 mm /15 mm /19 mm

最大サイズ

2mm:1,219mm×610mm、914mm×813mm
3mm・4 mm:2,540mm×1,905mm
5mm・6mm:3,810mm×2,540 mm
8mm・10mm:3,810mm×2,540mm、7,420mm×2,720mm
12mm:3,810mm×2,540mm、8,690mm×2,720mm
15mm・19mm:3,810mm×2,540mm、9,960mm×2,720mm
(※製品により異なる)

強化フロートガラス

強化フロートガラスとは、一般的なフロートガラスの全体に熱処理を施すことによって強度を高めた種類のガラスのことをいいます。

衝撃に対して強いのが特徴で、普通の透明ガラスと比較すると3~5倍ほどの強度を持つ種類です。

 

また、一般的なガラスは割れると大きな破片になりケガのリスクがありますが、強化フロートガラスは割れると粉々になって大きな破片になりにくいのも特徴といえます。

ただし、切断や穴あけといった加工は強化処理をする前に行わなければなりません。 

主な用途

テーブル天板、跳ねガード、棚ガラスなど

厚みの目安

3mm/4mm/5mm/6mm/8mm/10mm/12mm/15mm/19mm

最大サイズ

3mm:1,000mm×1,800mm
4mm
2,000mm×1,200mm
5mm
2,600mm×1,800mm
6mm
3,600mm×2,000mm
8mm
10mm4,450mm×2,400mm
12mm
4,350mm×2,350mm
15mm
4,250mm×2,300mm
19mm
:要確認

(※製品により異なる)

色ガラス

コバルトや鉄、セレンといった金属類をガラス原料に加えて着色して作るのが、色ガラスです。

業者によって取り扱っている色が異なります。

たとえば、棚の中のものを目立たせたくない際などにはブラックやグレーの色ガラスを使用することにより、中を自然に隠すことが可能。

 

中が見えにくくてもガラス素材であることから、リモコンなどの紫外線を通すので、テレビボードの目隠しとしても活躍していますよ。

また、光が通過しないように固めに塗料を吹き付けて製造するタイプのものもあります。 

主な用途

室内・屋外装飾、パーテーション、ゾーニングなど

厚みの目安

3mm/5mm/6mm/8mm

チェッカーガラス

チェッカーガラスとは、ガラスを片面、または両面に格子柄のデザインが施された凹凸のあるガラスのことをいいます。

たとえば、食器棚などでよく使用されていて、凹凸の働きでガラスの向こう側が見えにくくなるのが特徴。レトロ調の家具などでもよく使用されていますよ。

 

価格もそれほど高額ではないため、フロートガラスをおしゃれなガラスに変更したいといった場合もチェックしてみてはいかがでしょうか。

格子柄のサイズによってガラスの向こう側の見え方が変わってきます。 

主な用途

引き戸、家具の扉、食器棚の扉など

厚みの目安

4mm

モールガラス

モールガラスとは、リブガラスとも呼ばれるものであり、ストライプ状の凹凸が生み出すシンプルさとアンティークな雰囲気が魅力的な種類です。

モール(ストライプ)の幅によって印象が変わります。

 

目隠し効果が高いものを選びたい場合は、モール間隔が細かいものを選ぶとよいですね。

目隠し効果もあるので、入っているものが直接見えるのを防ぎたい棚などのガラスとしても活躍する種類です。 

主な用途

パーテーション、食器棚、ドアなど

厚みの目安

4mm

フローラガラス

フローラガラスとは、特に女性に人気が高い花柄のデザインガラスのことをいいます。

大きな花柄のものから細かい花柄のものまでさまざまなデザインがあり、目隠し効果もあるのが特徴です。 上品さやレトロな雰囲気を演出したいスポットに使われています。

 

表面には凹凸があり、光は通すものの視線をしっかり遮れるのもポイント。 なお、価格についてはやや高めの種類に分類されます。 

主な用途

食器棚の扉、パーテーション、内窓など

厚みの目安

3mm/4mm

アンティークガラス

主に海外から輸入されたデザインガラスで、アンティーク調の美しさを楽しめます。

趣のある空間演出に適しており、デザイン性が高いのが特徴です。

さまざまなデザインがあるので、好みに合わせて選べるので、こだわりの製品選びをしてみてはいかがでしょうか。 

主な用途

窓ガラス、ドア、家具など

厚みの目安

3mm/4mm

ガラスの厚みの許容差

ガラスの厚みの決め方として、見逃しやすいのが「許容差」に関することです。

実は、ガラスの厚みは、100%正確な厚みがあるわけではなく、多少のばらつきが発生することがあります。

 

たとえば、厚み3mmのガラスを頼んだとしても、正確にはその製品の2.8mmであるケースもあり得ます。

ですが、あまりにも予定していた厚みと異なると、さまざまな問題も出てきてしまいますよね。

 

そこで定められているのが、許容差です。JIS規格によってこの範囲内であれば認めるといった許容差が定められています。

ガラスの種類によっても許容差は変わってくるのですが、ここでは、フロートガラスをもとに紹介していきます。

厚さの呼び名

厚み

許容差

2mm

1.9mm

±0.2mm

2.5mm

2.5mm

3mm

3.0mm

±0.3mm

4mm

4.0mm

5mm

5.0mm

6mm

6.0mm

6.5mm

6.5mm

8mm

8.0mm

±0.6mm

10mm

10.0mm

12mm

12.0mm

±0.8mm

15mm

15.0mm

19mm

19.0mm

±1.2mm

22mm

22.0mm

25mm

25.0mm

上記の表からもわかるように、厚くなるほど許容差も大きくなっていきます。

たとえば、5mm厚のフロートガラスであれば±0.3mmの範囲で厚みがばらついていたとしても、規格上は5mmとして取り扱われるということです。

必要なガラスの厚み

DIYで家具を作ったり、現在使っている家具のガラスを交換したいと考えていたりする場合、必要なガラスの厚さの決め方は、ガラスを枠に入れる場合と入れない場合によって変わってきます。

それぞれ必要な厚みを解説していきます。

枠に入れる場合

たとえば、食器棚の窓ガラス部分などを想像するとわかりやすいように、ガラスの四方が木などの枠に覆われているものがあります。

こちらのタイプは枠によってガラスが支えられているということもあり、比較的薄いガラスも利用可能です。

枠のサイズによって最低限必要なガラスの厚みが異なってくるので、確認しておくとよいですね。以下のとおりとなります。

枠のサイズ縦/横 

300mm 

600mm 

900mm 

900mm 

3mm厚 

3mm厚 

3mm厚 

1200mm 

3mm厚 

3mm厚 

3mm厚 

1500mm 

3mm厚 

3mm厚 

5mm厚 

1800mm 

3mm厚 

3mm厚 

5mm厚 

枠のサイズが大きくなるほど、必要なガラスの厚さも厚くなります。大きなサイズの場合は強化ガラスの利用も検討してみてはいかがでしょうか。

強化ガラスを使う場合は同じ厚みでも耐久性が高いため、薄くできる場合もあります。

枠に入れない場合

枠に入れず、上下にレールを設置する形でガラスをスライドさせる形で使用するケースもあります。

こちらの場合は、開口寸法がガラスの厚みを左右する重要なポイントです。 枠に入れるケースと比較して割れやすいため、厚めのガラスを選ぶとよいですね。目安は以下の通りです。

ガラス厚み

開口寸法:2枚引戸

ガラス寸法:1枚当たり(目安)

ガラス重量:1枚当たり

3mm

W:1100mm H: 650mm

W:500mm H: 600mm

2.5kg : 0.3㎡/1

4mm

W:1100mm H: 650mm

W:500mm H: 600mm

4kg : 0.4㎡/1

5mm

W:2000mm H:1600mm

W:700mm H:1500mm

20kg : 1.5㎡/1

6mm

W:2000mm H:1800mm

W:800mm H:1700mm

25kg : 1.7㎡/1

8mm

W:2000mm H:1900mm

W:950mm H:1800mm

40kg : 2.0㎡/1

ここで注意しなければならないのが、引き戸のタイプについてです。大きく分けると、レールに直接ガラス引き戸をはめ込む「じか引き」タイプと、ガラスの引き戸を取り付けるレールである「ハカマ」をセットする方法があります。

 

開口サイズが小さい場合はじか引きでも問題ありませんが、大きいものについてはハカマをセットにして使用しなければ自分の安全性が確保できないので注意しなければなりません。 

用途別のガラスの厚み

どのような用途にガラスを使用するのかによっても必要な厚みの決め方が変わってきます。

ここでは、用途別に求められる厚みを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

窓ガラス

窓ガラスに使用する場合、3mm~5mmが基準となります。ただ、これはあくまで一戸建ての基準の場合であり、マンションなど高層階にある窓ガラスについては、さらに厚みが必要です。

高層階の場合は窓ガラスの厚さが求められるのには、耐風圧が大きく関係しています。

4階以上になると強風が吹きやすく薄いガラスだと割れてしまう恐れがあるので、風に耐えられるだけの厚みを持ったガラスを設置してくださいね。

ガラス扉

自動ドアのように枠のないタイプのガラス扉の場合、厚みの目安は10mm程度必要です。これは、開閉する際に衝撃や負荷がかかることが関係しています。

枠がないこともあり薄いガラスだと割れやすく、割れた場合は特に小さな子どもなどがケガをしてしまう恐れがあるので注意しなければなりません。

不特定多数の場所では安全性を考慮し、10mm以上のガラスが採用されることもあります。

棚板

ものを直接載せる棚板は、ある程度の厚みが求められます。軽いものを置く場合は6mm程度でも耐えられますが、重いものを置く場合は8mm程度で検討しておくとよいですね。

後から載せるものの重量が変わることも考えられるので、基本は8mmを目安に考えておくことをおすすめします。どうしても薄くしたい場合は強化ガラスを選択するのも一つの選択肢です。

テーブルトップ

テーブルトップに必要な厚さの目安は、6~8mm程度です。何を置くのか、どのような力が加わるのかによって求められる厚さが変わってきます。

ガラスの厚みごとの主な用途

ガラスの厚みによって用途は変わってきます。ここでは、一般的な厚みと、各用途の例について紹介します。

厚さ

用途

1~2mm

小さな工芸品、アクセサリー

3mm

額縁、室内の引き戸、ドア

4mm

ドア、低層階の窓、小窓

5mm

窓、ガラス扉の一部、室内仕切り

6~7mm

窓、テーブルトップ、小さめの棚板

8mm

ガラス扉、棚板、高層階の窓

9mm

棚板、テーブルトップ、大型窓

10mm

テーブルトップ、大型ガラスパネル、商業施設のガラス扉

どのような目的で使用するのかから求められる厚さを検討してみてくださいね。

ガラスは用途に合わせて厚みを選ぼう

ガラスの厚みや決め方のポイント、用途について紹介しました。 用途によって最適なガラスの厚みが異なり、薄いガラスは主に装飾や小さな窓に使われますが、耐久性や安全性を求めている場合はそれなりの厚みが必要です。

 

適切な厚みを選ぶことで割れるのを防ぎ、長持ちさせられるので、用途や設置環境に合ったものを選んでみてくださいね。

 

お探しのガラスがあれば、株式会社コダマガラスにご相談ください。 種類別、用途・場所別でぴったりのガラスをお探しいただけます。

また、ガラスに関してわからないことや質問があればお気軽にお問い合わせください。