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テンパックスガラスとは?特徴・用途・注意点を学ぼう

耐熱性や薬品耐性に優れたテンパックスガラスは、実験器具や照明カバーなど幅広い用途で活躍する特殊なガラスです。

透過率が高く、視認性を確保しながら安全に使用できるのが特徴ですよ。

 

この記事では、テンパックスガラスの分類や特徴、加工方法や注意点について詳しく解説します。

耐久性や安全性に優れているため、さまざまな用途で活用できますよ!

テンパックスガラスとは

テンパックスガラスは、優れた耐熱性と透過性を兼ね備えた特殊なガラスで、ドイツのショット社によって開発されました。

一般的なガラスと比べて熱膨張率が低く、高温環境下でも安定した性能を発揮します。


常用使用時の耐熱温度は450℃、最高使用時の耐熱温度は500℃であり、耐熱性が求められる場面で活用されています!

 

さらに、テンパックスガラスは光透過性が非常に高く、一般的なガラスに見られる緑がかった色合いが少ないのも魅力のひとつです。

透明度の高さから、光学機器のレンズや照明カバーなどにも使用され、視認性を確保しながら耐熱性能を求められる場面で重宝されています。

テンパックスガラスの分類

テンパックスガラスは、特殊ガラスに分類される耐熱性に優れたガラスの一種です。

一般的なソーダ石灰ガラスとは異なり、ホウケイ酸ガラスに属し、高温環境に耐えられる特性があります。

 

ドイツの特殊ガラスメーカーであるショット社によって製造され、化学的・熱的に安定した性質をもつことから、理化学機器や耐熱容器、照明カバーなど幅広い分野で使用されています。

 

テンパックスガラスの最大の特徴は、耐熱性能と光学的歪みの少なさ。

熱膨張率が低く、急激な温度変化にも強い耐性があります!

 

そのため、耐熱性を必要とする装置や機器に適した素材であり、多くの場面で採用されています。

また、低アルカリ性(約4%)であり、薬品耐性にも優れているため、化学分野や医療機器にも適しています。

アメリカ・コーニング社の「パイレックス」と同等の性能

テンパックスガラスは、アメリカのコーニング社が製造する「パイレックス」と同等の性能をもつことでも知られ、世界中で広く利用されているガラスの一つです。

自動車のヘッドライトカバー、実験器具、キッチン用品など、私たちの身近な製品にも使われています。そのため、意外と目にする機会が多いかもしれませんね。

テンパックスガラスの特徴

テンパックスガラスは、高温環境や過酷な条件下でも優れた性能を発揮する特殊な耐熱ガラスです。

ここでは、テンパックスガラスの主な特徴を紹介しますね。

特徴①耐熱性能に優れている

テンパックスガラスの大きな魅力は、非常に高い耐熱性。

常用使用時の耐熱温度は450℃、最高使用時の耐熱温度は500℃であり、長時間高温にさらされる環境でも安心して使用できますよ。

 


一般的なガラスでは耐えられない高温環境でも、熱膨張率が低いため、温度変化による変形やひび割れが起こりにくい点が大きなメリット!

 

また、急激な温度変化にも強く、耐熱衝撃性にも優れています。

例えば、熱したガラスに水がかかる状況でも、通常のガラスより割れにくく、高い安全性を確保できますよ。

 

この特性により、飲食店の焼き場やオーブンドア、ボイラーの覗き窓、火を扱う場所でも広く採用されています。

 

関連記事:強化ガラスと耐熱ガラスの特徴とそれぞれの適した用途について

特徴②薬品耐性が高い

テンパックスガラスは、薬品耐性にも優れています。

酸やアルカリ、溶剤に対して高い耐性を発揮し、化学的に安定した状態を保てます。

 

そのため、実験器具や化学プラント、医療機器の一部としても利用されています。

 

一般的なガラスは、酸やアルカリに長時間さらされると表面が劣化して曇ったり、変色したりしますが、テンパックスガラスはこうした影響を受けにくいため、長期間使用しても、見た目の美しさを維持できる点が強み!

 

ただし、フッ化水素酸など一部の特殊な薬品には反応する可能性があるため、使用環境に応じて適切な素材を選ぶ必要があります。

特徴③透過率が高い

テンパックスガラスは、一般的なガラスに比べて透過率が非常に高い特徴があります。

通常のガラスはわずかに緑がかった色味ですが、テンパックスガラスは無色透明に近いため、ガラス越しでも物体の色や形を鮮明に見ることができます。

 

こうした特性から、光学機器や照明カバー、カメラのレンズ保護ガラスなどにも使用されています。

 

また、光学的な歪みが少なく、透明度を均一に保てるため、視認性が求められる場面でも活躍します!

例えば、プロジェクターや高輝度のスポットライトのカバーとして使用すると、光の質を損なわずにクリアな視界を確保できます。

 

さらに、紫外線の透過率を調整しやすいため、特定の波長を遮るフィルターや分析装置にも応用されています!

石英ガラスとの違い

テンパックスガラスと石英ガラスはどちらも耐熱性や透過性に優れた特殊ガラスですが、用途によって選択肢が変わります。

 

最大の違いは耐熱温度で、テンパックスガラスは500℃、石英ガラスは1000℃の高温環境にも対応できます。

そのため、超高温環境では石英ガラスが選ばれることが多いです。

 

また、透過率にも差があり、石英ガラスは不純物が少なく可視光や紫外線の透過率が非常に高いため、光学機器などに適しています。

一方、テンパックスガラスも十分な透明度を持ち、照明カバーや実験器具など幅広い用途に活用されています。

 

価格面でも違いがあり、石英ガラスは高価なのに対し、テンパックスガラスは比較的リーズナブルに入手できます。

さらに、強化加工の可否も選ぶポイントで、テンパックスガラスは強化加工が可能ですが、石英ガラスは強化処理ができません。

そのため、圧力がかかる環境では、強化テンパックスガラスが優れていると言えます。

 

このように、それぞれのガラスに特徴があるため、使用環境に応じて選びましょう。

耐熱性を最優先するなら石英ガラス、コストや強化加工のしやすさを考慮するならテンパックスガラスが適しています!

テンパックスガラスに施せる加工の種類

テンパックスガラスは、耐熱性や光透過性に優れた特殊ガラスですが、用途に合わせた加工を施すことで、安全性や利便性を向上させることができます。

ガラスのカットや強化加工、飛散防止フィルムの貼り付けなど、さまざまな加工が可能です!

 

それぞれの加工方法と特徴について詳しく見ていきましょう。

ガラスカット

テンパックスガラスは、用途に応じて自由なサイズにカットできます。

ただし、DIYでのカットは難しいため、専門業者に依頼するようにしましょう。

 

のぞき窓や照明カバーなど、精密なサイズが求められる場面では、専用機械でカット加工を行うのが適しています。

強化加工

強化加工を施すことで、テンパックスガラスの耐衝撃性を高められます。

通常のテンパックスガラスと比べて3.5〜4倍の強度があり、割れにくいため、安全性が求められる環境に適しています!

 

また、強化加工されたガラスは、万が一割れた場合も細かい粒状になるため、鋭利な破片が発生しにくく、怪我のリスクを軽減できます。

 

関連記事:熱線吸収強化ガラスとは?特徴や用途・加工方法を紹介

飛散防止フィルムの貼り付け

飛散防止フィルムを貼ることで、ガラスが割れた際の破片の飛散を防ぐことができます。

照明カバーや医療機器ののぞき窓など、安全性が求められる場所に設置するのであれば検討してみてください!

 

透明なフィルムを使用するため、光透過率を損なわずに安全性を高められるのがメリット。

切断面処理

ガラスの切断面は鋭利になりやすいため、安全に使用するためには適切に処理しなければいけません。

糸面磨きや手切れ防止処理などの加工で滑らかな仕上がりにすることで、怪我の防止につながります。

また、用途に応じて穴をあけたり、特殊な形状にカットすることも可能です。

テンパックスガラスの用途

テンパックスガラスは、高い耐熱性と耐衝撃性を兼ね備えたホウケイ酸ガラスの一種で、さまざまな場面で活躍します。

ここでは、具体的な使用例について詳しく見ていきましょう。

飲食店の焼き場やキッチンカーの窓

テンパックスガラスは、高温になる環境でも安定した性能を発揮するため、飲食店の焼き場やキッチンカーの窓として多く使われています。

 

炭火焼きや鉄板焼きのように直接火を扱う調理場では、耐熱性の低いガラスでは割れるリスクがありますよね。

しかし、テンパックスガラスは耐熱温度が500℃と高く、急激な温度変化にも強いため、長期間安全に使用できます。

 

また、ガラス越しに調理の様子を見せることで演出効果を高めるなど、お客様に安心感を提供できます。

キッチンカーなどの移動販売でも、耐久性が求められる窓ガラスとして適しており、食材の安全性を守りつつ、視認性の高いクリアなガラスとしても重宝されています!

ボイラー、圧力容器

高温・高圧環境で使用されるボイラーや圧力容器には、安全性を確保するために耐熱性と耐圧性の高いガラスが求められます。

 

テンパックスガラスは、ホウケイ酸を主成分とすることで熱膨張が抑えられ、極端な温度変化にも強い特性があります。

そのため、ボイラーや圧力容器ののぞき窓としても採用されるケースが多いですよ。

 

強化加工を施すことで、通常のガラスよりもさらに耐衝撃性が向上し、万が一の割れも粒状になるため安全性が高まります。

こうした特徴から、産業設備や化学プラントの高温環境下でも安定した視認性を確保するために、テンパックスガラスが活用されています!

照明器具の保護ガラス

テンパックスガラスは光透過性が高く、無色透明なため、照明器具の保護ガラスとして優れています。

 

ハロゲンランプや投光器などの高温を発する照明器具では、耐熱性が求められますよね。

通常のガラスは熱によって変形や破損する可能性がありますが、テンパックスガラスはそのリスクが低く、安全に使用できます。

 

また、光学的歪みがほとんどないため、光の透過率を損なわず、クリアな照明環境を提供できます。

スポットライトやプロジェクターのカバーとしても採用されており、長時間の使用でも安定した性能を維持できます。

実験器具や医療器具

実験や医療の分野でも、テンパックスガラスは欠かせない存在です。

高い薬品耐性により、酸やアルカリにも強いため試験管やビーカー、フラスコなどの実験器具として広く使われています。

 

また、透過率の高さを活かし、顕微鏡用のスライドガラスや滴定用プレートにも多く使用されています。

さらに、DNA分析や培養プレートなど、精密な観察が求められる場面でも透明性の高さが役立ちます!

 

医療分野では、診断機器のカバーガラスやレーザー治療器具の保護ガラスとしても採用されており、光学特性と耐久性の両面で優れた性能を発揮しますよ。

テンパックスガラスを使うときの注意点

テンパックスガラスは耐熱性に優れた特殊なガラスですが、適切に扱わなければ割れてしまうリスクがあります。

温度変化や衝撃への耐性には限界があり、使用環境によっては注意が必要です。

 

ここでは、テンパックスガラスを安全に使用するために知っておきたい注意点を詳しく解説します。

注意点①急な温度変化で割れる可能性がある

テンパックスガラスは高温に耐えられる構造ですが、それでも急激な温度変化には注意が必要です。

 

加熱された状態のガラスに冷水をかけたり、寒い場所で急に熱源にさらしたりすると、内部の温度差による応力が発生し割れる原因に。

この現象は「熱衝撃破損」と呼ばれ、耐熱衝撃温度を超える環境では一瞬でヒビが入ってしまうこともあります。

 

そのため、テンパックスガラスを使用する際は、急激な温度差が生じないよう管理することが重要です!

ガラスに直接水がかからないよう設計し、温度の上昇・下降を緩やかにすることで、安全に長く使用できます。

注意点②割れたときに破片が鋭い

テンパックスガラスは通常のガラスと異なる成分で作られていますが、割れた際はフロートガラスと同様に鋭利な破片が生じます。

強化ガラスのように粉々にならず、大きな破片となるため、怪我のリスクが高い点に注意してください!

 

特に、厨房や工場など人の出入りが多い場所で使用する場合は、万が一割れたときの安全対策をしっかりと考えておきましょう。

ガラスに飛散防止フィルムを貼る、設置場所を工夫するなどの対策がおすすめです。

便利なテンパックスガラスをさまざまなシーンで活用しよう!

テンパックスガラスは、優れた耐熱性と薬品耐性により、多くの分野で活用される特殊なガラスです。

特徴は透過率が高く、視認性を確保しながら安全性が向上できること。

 

加工を施すことで、さまざまな用途に対応できるのも魅力です。

ただし、急な温度変化による破損や、割れた際の鋭い破片には注意してくださいね。

 

使用環境や特性を理解し、ぜひ導入してみてください!

 

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