四角形のテーブルの上に置くガラス天板をオーダーする方法

当社コダマガラスで一番お問い合わせの多い「四角いダイニングテーブルやデスクの上に置くガラス天板」をオーダーする方法をまとめました。
- ガラスサイズはどうやって測ればいいの?
- ガラスの種類は選べるの?
- ガラスの厚みを選ぶ基準は?
など、テーブル用のガラス天板をご検討中の方にわかりやすい内容にしました。
また安全性やガラスの強度や価格面から、コダマガラスが考えるオススメもまとめています。
お客様からいただいた写真も掲載していますので、参考していただけると幸いです。
テーブル天板の形状について
ガラスをダイニングテーブルの天板と同じサイズでオーダーするためにガラスの天板の形状について確認します。
四角形のテーブルは、テーブルの角の形状が主に3タイプあります。
- ほぼ直角のタイプ
- 丸みを帯びたタイプ(Rカット)
- 斜め45度のタイプ(Cカット)
テーブル天板の形状に合わせてガラスをオーダーしましょう。
角の形状について詳しく解説します。
(1)4隅が直角もしくは、ほぼ直角の場合

4隅角落とし加工やRカットやCカットの指定がない隅は、角落とし加工となり1mm~2mm程度角を落とした形となります。
この加工によって、角を触っても手が切れない状態になります。
角が直角・ほぼ直角の場合は、角落とし加工(かどおとしかこう)をお選びください。
(2)4隅が丸くなっている場合

※最少は、5mmRからですので、5mmR以下の場合は角落とし加工となります。
≪Rサイズにつきましては、下記のPDFファイルをA4サイズで印刷して合わせてください≫
角が丸くなっている場合は、角R加工(かどアールかこう)をお選びください。
(3)4隅が斜め45°にカットされている場合

テーブルなどで4隅が斜め45度にカットされている場合、その大きさに合わせてガラスをカットします
左図C(mm)部分を採寸して下さい
※最小3mmC~となり、3mmC以下の場合は角落とし加工となります
≪採寸が難しい場合は型を送っていただければ型を基に製作可能です≫
斜め45度にカットされている場合は、角C加工(かどシーかこう)をお選びください。
テーブル天板のサイズの決め方
続いて、ガラスサイズの決め方について確認しましょう!
四角形のテーブルの断面は、主に3タイプあります。
- 断面がほぼ直角タイプ
- 断面が丸くなっているタイプ
- 段差がついているタイプ
(1)テーブルの断面が直角(ほぼ直角)の場合
テーブル断面が直角(ほぼ直角)でしたら、テーブル天板と同じサイズで指定してください。
使用上・強度上に問題はなく、見栄えも良いです。
テーブル天板と設計寸法が違う場合(数mm単位)がありますので、新規でテーブルをご購入されるお客様は実寸を採寸するか、事前にメーカーなどへ mm単位でサイズを確認するようにしてください。
※ガラス寸法誤差は±1.0mm程度です。
(2)テーブルの断面が丸くなっている場合
テーブル天板が丸くなっている場合は、ガラスと天板が密着する部分のサイズでご使用いただくことをおすすめしています。
採寸にあたっては、大きくなるより小さくなった方がより安全にご使用いただけます。少し小さめ(-1mmから2mm程度)にされた方がより確実です。
(3)テーブルの断面に段差がある場合
テーブルの縁に段差がある場合も、ガラスと天板が密着する部分のサイズでご使用いただくことをおすすめしています。
採寸にあたっては、大きくなるより小さくなった方がより安全にご使用いただけます。少し小さめ(-1mmから2mm程度)にされた方がより確実です。
動画でもテーブルの上に置くガラスサイズの測り方を解説しています。ぜひご覧ください。
ガラスの種類や厚みについて
ダイニングテーブルの上に置くガラス天板には、
「強化フロートガラス 厚み5mm or 6mm」をおすすめしています。
ガラスの種類について
ガラスの種類は強化フロートガラスをおすすめしています。

強化フロートガラスは、フロートガラスと比べて強度的に3~5倍程度強く熱にも強いので、熱いお湯をこぼした程度では割れることはありません。
※熱い鍋等を直接置くのは不可です(厚めの鍋敷き等をご利用ください)
カセットコンロ・ホットプレート等は特に問題ありません
【その他使用できるガラス】
フロートガラス特有の緑色の成分を少なくした「高透過ガラス」や「スモークガラス(熱線吸収ガラス)」などの色付きのガラスもあります。(強化加工が可能です)
ガラスの厚みについて
「厚み5mm or 6mm」をおすすめしています。
ガラスがダイニングテーブルの上に全体的に乗るように設置する場合、強度的には厚み5mm・6mmで問題ありません。
基本的に厚み5mmで良いのですが、長さが1800mmを超えるような場合は、両端を持って持ち上げますとガラスがかなりたわみます。
サイズが大きい(1800mmを超える)場合、厚み6mmをおすすめしています。
動画にて1800mmのガラスのたわみについて実験しています。ぜひ参考にしてください。
Q. 厚みをもっと厚くしたいのですが、問題ありませんか?
A. 厚みが厚いほど高級感があり強度面でも強くなります。
厚みが厚いほどガラスの高級感が増しますので、厚み8mm・10mmにしたいというお客様もおられます。
部分的に乗るように設置する場合であれば、強度的にも厚みが必要です。
しかしダイニングテーブルの上に全体的に乗るように設置する場合には、コスト面や重量的な面から考えても「厚み 5mm~6mm」が最適と考えます。
厚み | ㎡当たり | 参考重量 1600×800mm |
---|---|---|
5mm | 12.5kg | 16kg |
6mm | 15kg | 19.2kg |
8mm | 20kg | 25.6kg |
10mm | 25kg | 30kg |
納期について
強化フロートガラスの場合、ご注文確定後「8〜10日前後」に発送となります。
※繁忙期には、14日程度お時間をいただく場合もございます。ご了承くださいませ。
ガラスはご注文確定後に、カット・加工します。
可能な限り早くにお届けできるように努めますが、おおむね下記表の製作期間を頂いております。
ガラス種類 | 日数 |
---|---|
強化フロートガラス | 8〜10日 |
強化高透過ガラス | |
強化スモークガラス | |
強化フロストガラス | |
ブラックガラス(セラシルエ強化) | 20〜25日 |
また製作中の不良等により、追加でお時間をいただくこともあります。その際はご了承くださいませ。
納期につきましては、お見積時、ご注文確定時にご連絡いたします。
また強化ガラス、ブラックガラス(セラシルエ強化)につきましては、製作完了予定日が確定した時点で再度ご連絡いたします。
ガラスの切断面について
切断面処理は、「全周糸面磨き(ぜんしゅういとめんみがき)」をおすすめしています。
全周糸面磨きについて
ダイニングテーブルの天板と同じサイズのガラスを設置する場合は、全周糸面磨きが良いです。※最低限安全できれい

触っただけで手が切れたりするような事はありません。
小さいお子様がおられるご家庭でも、安心してご使用いただけます。こすったり、舐めたりしても安全です。
その他の処理方法について
幅広面磨き

面取りの幅のサイズはmm単位で指定も可能ですが、当店では3mm、5mm、10mm、15mm、20mm、25mm、30mmを用意しています。
面取りの幅が広くなるとガラス切断面の厚みが薄くなりますので、厚み5mmの場合は15mmまで、厚み6mmの場合は20mmまでとさせていただきます
かまぼこ面磨き

ガラスの小口がテーブルより出る場合は、かまぼこ面磨きをお勧めします
テーブル天板と同じサイズのガラスを置く場合は、糸面磨きで安全にご使用いただけますので、全周糸面磨きの方をお勧めししています。
注)幅広面取り+R加工・C加工をご希望の方は、下記動画をご確認ください
四角いガラステーブルのお客様事例集
アンティーク調の白いテーブルに幅広面磨きのガラスを置かれた兵庫県芦屋市I様
【ガラス種類】TP5:強化フロートガラス/5mm
【ガラスサイズ】W1450mm×D810mm <重量約 14.7kg>
【切断処理方法】全周15mm面磨き(最も綺麗な加工)
【4隅の加工】4隅角落とし加工
白いテーブルに強化高透過ガラスを置かれた兵庫県宝塚市I様
【ガラス種類】HKTP5:強化高透過フロートガラス/5㎜
【ガラスサイズ】W1493mm×H792mm
【切断面処理】全周糸面磨き
【4隅の加工】4隅角落とし加工(1~2mm)
テーブルにスモークガラスを置かれた滋賀県大津市T様
【ガラス種類】BTP6:強化スモークガラス(ブロンズ:茶色)/6mm
【ガラスサイズ】W1610㎜ × H890㎜
【切断面処理】全周糸面磨き
【四隅の加工】4隅角落とし加工(1~2mm)
ローテーブルに強化フロートガラスを置かれた岩手県九戸郡S様
【ガラス種類】TP6:強化フロートガラス/6mm
【ガラスサイズ】W1733㎜×H818㎜
【切断面処理】全周糸面磨き
【四隅の加工】4隅角落とし加工(1~2mm)
四角いテーブルに置くガラスのお見積りについて
四角いテーブルに置くガラスのサイズ、種類、厚み、切断面について解説しました。
下記商品ページよりお見積りが可能ですので、ぜひご検討くださいませ。
その他ご不明点がございましたら、下記よりコダマガラスへご連絡くださいませ。
お待ちしております。