【薪ストーブの扉ガラスの交換】廃盤や古いものでもオーダーなら取り替え可能です

炎のゆらぎに癒やされて、空間も温めてくれる薪ストーブ。クラシカルデザインのものから、スタイリッシュなデザインまでさまざまなものがあります。
憧れの薪ストーブにも実はガラスが使用されています。
「長く使える薪ストーブだけど、ガラスが汚れたり割れたときに交換できるかが不安」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
・薪ストーブに最適なガラス
・ガラスの交換目安について
・実際にお客様がガラス交換された事例
などを紹介します。薪ストーブを検討中の方や愛用中の方のお役に立てると幸いです。
薪ストーブのどの部分にガラスが使用されているの?
薪ストーブの扉の透明の部分にのぞき窓としてガラスが使われていることが多めです。
火が直接当たる場所なので、耐熱ガラスという熱に耐えられるガラスが使用されています。
透き通っているガラスだからこそ、炎のゆらぎが見えるんです。
薪ストーブの扉ガラスの交換目安はある?
薪ストーブの扉ガラスの交換の目安は気になりませんか?参考にしていただけると幸いです。
ガラスが割れた
物が当たってしまってガラスが割れた
冷風が当たってしまって、温度差で割れてしまった
など。当たり前ですが、割れた場合は交換が必要。
割れてしまった場合は危険ですので、早めにガラスの交換をおすすめいたします。
煤汚れ
掃除をしても黒い汚れが取れない方も多いのではないでしょうか。
こまめに掃除をしていても、煤(すす)が付着して黒くなることが多いですよね?
掃除をして取れるときは問題ありませんが、取れにくくなってきた場合は交換の目安です。
やはり炎のゆらぎはガラスがきれいな状態でみたいですよね!
薪ストーブの扉ガラスに使われる素材とは
火が当たっても耐えることのできる耐熱ガラスとはどのようなものでしょうか。
一般的なガラスとの違いを説明していきますね。
一般ガラスとの違い(耐熱温度)
普通透明ガラスでは耐熱性がなく、薪ストーブに使用するとすぐに割れてしまうためです。
一般的な透明ガラスを強化加工したガラス(強化ガラス)の耐熱温度は150〜200°Cほど。
他の耐熱ガラスの耐熱温度を表にまとめてみました。
ガラス種類 | 耐熱温度 |
---|---|
強化ガラス | 150~200°C |
テンパックス | 500°C |
ファイアライト | 800°C |
石英ガラス | 1000°C |
薪ストーブに最適な耐熱ガラス「ファイアライト」「ネオセラム」の特性
ファイアライトとは日本電気硝子社製の耐熱ガラスで、熱膨張係数がほぼゼロのため直接火に当てた状態で水をかけても耐えることのできるガラスです。
耐熱ガラスのなかでも熱衝撃に対して最も強く、直接火が当たるような場所で使用する際にはファイアライトをお勧めしています。
- 耐熱温度
-
常用使用:750℃
(長時間使用/10時間以上)最高使用:800℃
(短時間使用/10時間未満)
関連記事:ファイアライト・ネオセラム|オーダーガラス板専門店
薪ストーブの扉ガラスに最適なのはファイアライト5mm
さまざまな耐熱ガラスを紹介しましたが、薪ストーブの扉ののぞき窓ガラスに最適なのは…
ファイアライト(厚み5mm)
構造上厚み5mmのガラスが入らない場合は、ネオセラムの厚み3mm、4mmが最適なガラスです。
コストとしては厚み5mmの方が安く、耐衝撃に対する強度も強いので、納まるのであれば厚み5mmがおすすめです。
耐熱ガラスは熱に対する強度は強いですが、衝撃に対する強度は普通透明ガラスと同等です。
ガラスを無理に押し込んだリ、押さえ金物で強く締め付けすぎたりすると割れる可能性が高くなりますのでご注意ください。
古いモデルや廃盤ストーブでも交換は可能?
古いモデルや廃盤のストーブ用のガラスは入手ができなくなっていることも少なくありません。
オーダーですと製作できる形状もございますので、ぜひお問い合わせください。
メーカー純正ガラスが入手できない場合
当社コダマガラスでは、薪ストーブのガラスをオーダーでカット・加工してお届けしています。
どのようなサイズ・形状でも製作は可能ですが、ガラスの仕様についてオーダーする際の注意事項もございます。

アーチ型や異形の場合、製作には型か図面が必要になります。
型については既存のガラスを元に紙やベニヤ板に書いて送っていただくが、そのまま既存のガラスをこちらへ送っていただいても製作は可能です。
上図のようにW寸法と高さのHaとHbのサイズが分かれば手書きの図面でも製作は可能です。
※湾曲した曲面ガラスは製作できかねます。平面のもののみ製作可能です。ご了承くださいませ。
関連記事:薪ストーブ専用ガラスのオーダー|オーダーガラス板専門店
薪ストーブのガラスは自分で交換可能!事例を紹介
薪ストーブ用のガラスをご注文いただいたお客様の設置事例を紹介いたします。
薪ストーブに耐熱ガラスを設置された奈良県N様
【ガラス種類】FA5:ファイアライト/5mm
【ガラスサイズ】W500mm×H450mm
【切断面処理】手切れ防止処理加工
【4隅の加工】4隅角落とし加工(1~2mm)
【枚数】1枚
お客様コメント
お世話になります。ファイアーライトを設置いたしましたのでご依頼の写真添付いたします。
薪ストーブ用耐熱ガラスを交換された山梨県K様
【ガラス種類】FA5:ファイアライト/5mm
【ガラスサイズ】W368mm×H210mm
【切断面処理】手切れ防止処理加工
【4隅の加工】4隅角落とし加工(1~2mm)
【枚数】1枚
お客様コメント
おかげさまで取り替えも完了し、新しいガラスで薪が燃える様子を見ています。当初3mmで見積もりをお願いしたところ、5mmのご提案をいただき、寸法確認して5mmでも可能だということを初めて知りました。
ご提案に感謝いたします。御社YouTubeチャンネルもとても楽しみに拝見しています。
社長さんののんびりとした話し方がいいですね。これから鏡を壁に貼るDIY予定なので、関連動画を参考にします。
それでは今回はありがとうございました。
また機会がありましたらよろしくお願いいたします。
薪ストーブの窓ガラスを交換された栃木県K様
【ガラス種類】FA5:ファイアライト/5mm
【ガラスサイズ】W270mm×H200mm
【切断面処理】手切れ防止処理加工
【4隅の加工】4隅角落とし加工(1~2mm)
【枚数】1枚
お客様コメント
早速の発送ありがとうございました。今夕受け取り早速取り付けました。別荘等でなく普段使いのストーブ(冬のメイン暖房はこれだけ)なので生活感溢れる画像ですみません。
薪入れにしている古いアサヒビールの木箱の方が目立っちゃうかも・・です。ストーブの上側のオーブン扉のガラス止金具が緩んでいて落ちて割れてしまったので代品を製造元(軽井沢のハンドメイド工房)に聞いてコダマさんにお願いしました。オーブンも日常的に使っているので久々に透明クリーンなガラスになり気持ちが良いです。
長辺を269~270mmと現物合わせ並みに指定したのですが、ほぼピッタリに出来ておりとてもうれしいです。何かガラスでアイデア生かす一品ものが欲しい時にはまたお願いしたいですね。
薪ストーブの覗き窓にガラスを交換された長野県K様
【ガラス種類】FA5:ファイアライト/5mm
【ガラスサイズ】W220mm×H341mm
【切断面処理】手切れ防止処理加工
【4隅の加工】4隅角落とし加工(1~2mm)
【枚数】1枚
お客様コメント
30年程経った薪ストーブの耐熱ガラス交換です。
設置から31年現在も現役で働いている我が家の薪ストーブハンドール4型ですが、今夏片側の左扉ガラスにヒビが入り割れてしまいました。 原因は新しく購入したクーラー試運転の日に発見したので 冷風が何らかの影響をしているのではないかと 推測しており来年の夏からは煙突のダンパーを閉じガラス扉は開けて置こうと 思っているところです。 今回ネットでコダマガラスさんを知り5ミリ厚の耐熱ガラスを購入しました。
錆びて薄くなっているところもある4箇所のガラスの留め金を活かして自分で耐熱ガラスを交換してみました。
ストーブ本体の枠に収める為のガスケットは、フラットタイプドア用で厚さ3ミリ幅15ミリと耐熱ガラス厚さ5ミリとガスケットの厚さ合計は8ミリになりストーブ本体枠内にきつく、収まるサイズのものが調達できました。
ガラス交換後試しに薪ストーブに火を入れてみました。 問題ありません。
コダマガラスさんありがとうございました。
上記のように多数のお客様が薪ストーブのガラスを交換されています。
薪ストーブのガラス交換をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせくださいませ。