和紙調ガラスとは|押さえておきたい4つの特徴と主な用途

「和紙調ガラスってどんなガラス?」「特徴や用途を教えてほしい」などと考えていませんか。
なんとなくイメージできても、詳細まではわからない方が多いですよね。
ここでは、和紙調ガラスの概要と特徴、用途などを解説しています。
以下の情報を参考にすれば、どのようなシーンに適しているか理解できるはずです。
導入を検討している方は、参考にしてくださいね。
和紙調ガラスとは
透明ガラスに和紙調のフィルムを貼り付けたガラスです。
片面にフィルムを貼ったものや、フィルムを2枚のガラスで挟んだものなどがあります。
主な用途は、住宅の内装や商業施設の間仕切りなどです。
具体的には、和室の障子戸、和食レストランの間仕切りなどに用いられています。
和紙より光を通しやすい、和紙のように破れる心配がないなど、和紙調ガラスならではの魅力を備えていますよ。
和紙調ガラスの特徴
続いて、和紙調ガラスの主な特徴を紹介します。
特徴①単板ガラスにも複層ガラスにもできる
和紙調ガラスは、単板ガラスだけでなく、複層ガラスとしても利用できます。
単板ガラスは1枚のガラス、複層ガラスは2枚のガラスの間に中間層を設けたものです。
複層ガラスは、ガラスの間の空気層により、断熱効果や防音効果に優れる点が特徴です。
複層ガラスの組み合わせの一つとして、和紙調ガラスを用いることもできます。
特徴②和障子のような見た目にできる
和紙調ガラスは、和紙と大きく変わらない外観をしています。
格子を取りつけると、本物の障子のような見た目になります。
本物の障子を和紙調ガラスに取り替えても、和の雰囲気を壊すことはありません。
特徴③障子の張り替えが不要になる
代表的なメリットといえるのが、障子の張り替えが不要なことです。
面倒な作業が不要になるため、障子の扱いが簡単になりますよ。
ただし、何かしらの理由でガラスが割れてしまった場合は交換が必要です。
本物の和紙に比べて、汚れがつきにくい点も魅力です。
基本的なメンテナンスを行っておけば、きれいな状態を保てます。
軽い汚れであれば、拭くだけで簡単に落とせますよ。
特徴④飛散防止効果がある
ガラスにフィルムを圧着しているため、割れたときに破片の飛散を防げます。
フィルムが破片を留めてくれるためです。
小さなお子様がいるご家庭などでも、安心して使用できますよ。
和紙調ガラスの用途
和紙調ガラスは、どのような用途に使用されているのでしょうか。
主な用途を紹介します。
障子・スクリーン
一般的な用途として、障子があげられます。
本物の和紙よりも汚れにくいうえ、張り替えも不要になるため、住宅や飲食店などで幅広く利用されています。
割れても破片が飛び散りにくいため、安全性が高い点も魅力です。
同様に、スクリーンにも用いられています。
ここでいうスクリーンは、ガラスを使用した間仕切りです。
和紙よりも耐衝撃性などに優れるため、さまざまな場面での活用を検討できます。
和の雰囲気を壊さない点も魅力です。
壁面の一部
商業施設の壁面装飾にも活用され、和の雰囲気を演出できます。
和紙調ガラスが、優れた装飾性を備えているためです。
具体的には、桟(サン)のデザインにおいて、本物の和紙では実現できない表現を行えます。桟は、障子などに用いられる縦木や横木のことです。
硬いガラスを用いることで、デザイン上の制約を減らせます。
建物の見どころになるようなデザインを行うこともできるため、商業施設の壁面の一部などで用いられているのです。
採光窓などの建具
和紙調ガラスは、一般的な住宅の採光窓などでも用いられています。
明るいお部屋をつくれる可能性がありますよ。
手軽にメンテナンスを行える点も魅力です。
張り替えが不要で、大がかりな掃除の必要性も低いため、普段使いに向いています。
和の風情を生活に加えたいときにピッタリですね。
装飾性、機能性とも優れる和紙調ガラス
ここでは、和紙調ガラスについて解説しました。
和紙調ガラスは、ガラスの表面にフィルムを貼り、和紙の風合いを再現しているガラスです。
本物の障子とよく似た見た目にできる、障子の張り替えを不要にできる、複層ガラスにして断熱性や防音性を高められるなどの強みがあります。
優れた装飾性と機能性を備えているため、住宅や商業施設などで幅広く活用されています。
和のテイストを表現したいときに最適なガラスですよね。
和紙調ガラスの導入をご検討の方は、ぜひコダマガラスまでご相談ください。