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網入りガラスは熱割れに要注意!主な原因と今からできる対策

網入りガラス 熱割れ

「網入りガラスの熱割れってどんな現象?」「原因や対策を教えてほしい」などと考えていませんか。

詳細がわからないと、不安になりますよね。

 

熱割れは、温度差の影響でガラスにひびが入ったり、割れたりする現象です。

網入りガラスは、この現象が起こりやすいと考えられています。

 

ここでは、網入りガラス、熱割れについて解説するとともに、網入りガラスにおける熱割れの原因、対策などを紹介しています。

トラブルを未然に防ぎたい方は参考にしてください。

網入りガラスとは

ガラスの中に金属製のワイヤーが埋め込まれたガラスです。

ワイヤーの入れ方で、以下の種類に分かれます。

 

名称

概要

菱形ワイヤー

ワイヤーを斜めに挿入したもの。網の目が菱形になる

クロスワイヤー

ワイヤーを縦と横に挿入したもの。網の目が長方形または正方形になる

 

主な特徴は、ワイヤーに引っかかるため、割れたときにガラスの破片が飛び散りにくいことです。

火災で割れた場合も、金属のワイヤーが破片を支えるため、ガラスが崩れ落ちることを防げます。

したがって、延焼や類焼を防げる可能性があります。

防火設備

網入りガラスは、防火地域、準防火地域にある建物で、主に防火設備として用いられています。

「建設省告示1360号」で、技術的基準に適合する防火設備の構造方法として、一定の条件を満たす網入りガラスがあげられているためです。

 

具体的には、延焼のリスクがある窓や開口部で使用されることが一般的です。

ただし、網入りガラスは一般的な板ガラス(フロートガラス)と比較して耐熱性が特別高いわけではありません。

火の燃え広がりを防ぎやすい点が強みです。

網入りガラスの熱割れとはどのような現象?

熱割れは、膨張差でガラスにひびが入ったり、ガラスが割れたりする現象です。

イメージしにくいですが、ガラスは直射日光などで温められると膨張します。

 

ただし、窓の全面が均一に温められて膨張するわけではありません。

直射日光があたる部分と窓枠に隠れている部分で温度差が生じます。

この温度差でガラスの強度を超える膨張差が生じると熱割れが起きてしまうのです。

 

一般的に、網入りガラスは熱割れのリスクが高いと考えられています。

切断するときに傷ができて強度が低くなりやすいためです。

 

また、ガラスとワイヤーの膨張率が異なる点にも注意が必要です。

何も衝撃を与えていないのに、ガラスにひびが入っている場合は熱割れの可能性があります。

網入りガラスが熱割れする原因と対策

ここからは、網入りガラスが熱割れする主な原因と対策を解説します。

熱割れの主な原因

熱割れが起こる原因の一つは、ワイヤー部分の温度差です。

金属製のワイヤーはガラスよりも熱を吸収しやすく、太陽光を浴びると温度が急激に上昇します。

一方、窓枠に隠れた部分は温度が上がりにくく、その温度差が大きくなることでガラスに負担がかかり、ひび割れが生じます。

 

また、誤ったお手入れ方法も熱割れのリスクを高めます。

例えば、メラミンスポンジで強く擦ったり、洗浄力の強い洗剤を使用すると、ガラスの表面が傷つき、ひび割れの原因となります。

 

さらに、周囲の環境も影響を与えます。

エアコンの室外機からの熱風、窓ガラスに密着した遮光カーテンや断熱フィルムなどが、ガラスの局所的な温度差を大きくし、熱割れを引き起こしやすくします。

熱割れを防ぐための対策

熱割れを防ぐためには、まず耐熱強化ガラス(防火ガラス)に交換するのが確実です。

耐熱強化ガラスは特別な処理が施されており、温度差によるひび割れが発生しにくくなっています。

 

また、フィルムや遮光カーテンの使用方法にも注意が必要です。

窓にフィルムを貼ると熱がこもり、温度差が生じやすくなるため、使用を避けるか、貼る場合はメーカーの推奨を確認することが大切です。

遮光カーテンも、ガラスに密着させずに適度な距離を保つことで、熱のこもりを防げます。

 

さらに、ガラスの周囲環境を整えることも重要です。

窓の近くに家具を密着させると、そこだけ温度が上昇しやすくなるため、適度な間隔を空けて配置しましょう。

冷暖房の風が直接ガラスに当たることも、温度差を生む要因になるため、エアコンの風向きを調整するなどの工夫が必要です。

 

最後に、日常的なお手入れも欠かせません。

結露や汚れをこまめに拭き取ることで、サビや劣化を防ぎ、ガラスの強度を保つことができます。

定期的にガラスの状態を確認し、ひび割れやサビを早期発見することも、熱割れのリスクを抑えるうえで重要です。

網入りガラスは熱割れに気をつけましょう!

ここでは、網入りガラスの熱割れについて解説しました。

熱割れは、温度差の影響でガラスにひびが入ったり、ガラスが割れたりする現象です。

切断時に傷が生じて強度が低くなりやすいため、網入りガラスは熱割れのリスクが高いと考えられています。

 

熱割れの主な原因は、サビ割れによる細かなひびやワイヤーの温度上昇などです。

結露をこまめに拭き取ったり、貼っているフィルムをはがしたりすると防ぎやすくなりますよ。

あるいは、耐熱強化ガラス(防火ガラス)へ変更することも有効です。

ガラスの交換をご検討中の方は、コダマガラスまでお気軽にご相談くださいね。