住宅のアルミサッシに入っている単板ガラスを注文・交換する方法
1. ガラスを選ぶ
ガラスの種類・厚みについては既存のものと同じが良いですが、透明ガラスから型板ガラスにするなど
サッシ溝に入るのであれば、違い種類や厚みでも交換は可能です
ガラスの厚みは破片で測ることが可能です。
透明のガラスの厚みの計測が難しい場合は、厚み計測はがき を使って確認することが可能です
一般的に窓ガラスに使用される単板ガラスは、下記のものが多いです。
ガラス種類 | 特徴 |
---|---|
フロートガラス |
・安価で使いやすい ・スタンダードな透明ガラス ・厚みの種類が豊富 ・2、3、4、5、6mm 他 |
強化フロートガラス |
・ケガのリスクが少ない ・強度が高い ・耐熱性がある ・3、4、5、6mm 他 |
型板ガラス「霞」 |
・お手入れしやすい ・安価で使いやすい ・目隠し効果あり ・4、6mm |
網入りガラス |
・防火設備として使える ・熱割れしても脱落しにくい ・飛散防止性能 ・6.8、10mm |
その他のガラスも取り扱っております。
窓ガラスの選び方については専用ページもご用意しておりますのでご覧ください。
2. 交換用ガラスの採寸について
まずは、サッシ枠の内寸を測ります。
このときグレイジングチャンネル(ゴムのようなもの)からではなく、サッシからサッシを採寸しましょう!
ガラスの内寸に +12mm(上下左右6mmずつ) したものがガラスのサイズになります。
サッシからサッシのサイズが、「幅400mm × 高さ700mm」だった場合、
「幅400mm + 12mm = 412mm」、「高さ700mm + 12mm = 712mm」
「幅412mm × 高さ712mm」が交換用のガラスサイズです。
ガラスサイズが不安な場合は、サッシを外してご確認ください。
ガラスはDIYでも交換が可能です。
当社運営のブログにて、お客様の交換事例を掲載していますので、ぜひご参考くださいませ。
3. 固定方法(グレチャン or コーキング)について
ガラスはグレチャン(ビート)と呼ばれるゴムで固定されることが多いです。
一度交換されたガラスや 古いサッシ 特殊なサッシの場合、コーキングで固定されていることもあります
当ページでは、グレチャンで固定されているガラスを交換する場合の説明を進めます。
単板のアルミサッシの場合、グレチャンの入る溝幅が9mmと11mmの2種類あります。
またガラスの厚みによって違いますので、グレチャンを交換する場合は”サッシの間口溝” “ガラス厚み” “カラー”を指定してください。
サッシの間口溝 | 9mm or 11mm |
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ガラス厚み | 3mm、4mm、5mm、6mm、6.8mm |
カラー | 白、黒、グレー |
グレチャンは、メートル単位で販売しています。
ガラス1枚に対し、(幅+高さ)×2 + 1メートル(1メートル未満切り上げ)で注文するほうが良いです。
続いてサッシの外し方やガラスの交換方法について紹介いたします。
4. 住宅用のアルミサッシの単板ガラスを交換する方法
※サッシはメーカーや商品、作られた年代によってさまざまです。
サッシの種類ごとに交換方法が異なりますので、一例として参考にしてください。
画像と文章でも簡単に説明いたします。
レールからサッシを外す方法
窓のサッシは、ケンドン式になっているので持ち上げて外すことが多いです。
サッシ部分に外れ止めがある場合が多いので外れ止めのロックを解除してから上に持ち上げてサッシを取り外しましょう。
サッシの外れ止めとは??
サッシに外れ止めについての説明のシールが貼られている場合が多いです。
一般的には、サッシ上部のネジをゆるめて外れ止めを下にずらすとロックが解除される場合が多いです。
壁に立て掛けガラスを外し、グレチャンを外す
サッシをL字型に取り外すために、ビスを外します。
ガラスに近い方のビスがサッシを外すビスで、下のビスは戸車調整用のビスです。下を取り外さないようにご注意ください。
まず左上のビスを取り外し、
次に、左上の対角線上の右下のビスを取り外します。
すると「L」と「Ꞁ」型にサッシが外れますのでガラスを外します。
ガラスの周りに、グレイジングチャンネルというゴムが巻かれているので取り外しましょう
取り替え用のガラスにグレチャンを巻く
グレイジングチャンネルのサイズは、サッシの開口 9mm・11mmのどちらかです。
サッシの開口サイズ(9mm or 11mm) と ガラスの厚みによってグレイジングチャンネルのサイズをお選びくださいませ。
取り替え用のガラスにグレチャンを巻いていきます。
以前使用していたものが使用できる場合は、そのまま取り付けてください。
当社でもグレイジングチャンネルの購入が可能ですので、ガラスとともにお見積り・ご注文が可能です。
新しいグレイジングチャンネルを取り付ける場合
上部から巻いていき、角に切り込みを入れましょう。
この際グレイジングチャンネルを伸ばさずに巻いていくと、うまく巻くことができます。
角の切り込みは、ギリギリ切れないくらいまでしっかりカットしてください。
1辺に対して、1、2箇所マスキングテープで留めると取り付けがしやすいです。
最終上部に巻く際は、3~5mmほど長くカットしてください。
ガラスをはめこむ
グレイジングチャンネルの上部のジョイント部分(はじまりと終わり部分)を上にしてサッシに取り付けましょう。
このとき、L字型になったサッシのビスを緩めるとガラスがはめ込みやすいです。
ガラスをはめ込んだら、グレイジングチャンネルがしっかりはまっているか確認します。
しっかりはめ込んだら、外したサッシのビスを元通りに取り付けましょう。
ガラスをはめる際に緩めたビスもこのときに締め直してくださいね!
あとはサッシをレールに取り付けたら完成です。
このようにDIYでも窓の交換が可能ですので、ぜひガラスの割れかえに挑戦してください。
不安な場合は、当社にサッシをお持ち込みいただくと交換が可能です。
サッシに入っているガラスの割れかえをご検討中の方は、ぜひお問い合わせくださいませ。