乳白フィルム貼り加工
間接照明のカバーグラスにオススメなのが乳白シートです。
スリガラスやフォグラスシートでは中が見えてしまう場合がありますが、視線を緩やかにカットしたい場合は乳白シートが良いです。
乳白シートは、メーカー品番に指定がない場合、3MのSH2MAMMを使用します。
(同等品となる場合もあります)
乳白色のフィルムで厚みは50μm(マイクロメーター)となります。
品時には、梱包及びガラスフィルム面にシールを貼っています。
開梱時にカッター等でひっかくとキズが入る可能性がありますので、ご注意ください。
各メーカーのガラスフィルムを貼った状態でお届けします
フィルムを貼った状態でお届け
リンテック・3M・サンゲツ・中川ケミカル等、フィルムのメーカー品番を指定していただけば、ガラスを貼った状態でお届けします。
部分貼りや、デザイン貼りも承っております。
ご希望の際は、別途メール等でイメージ図などと併せてご相談ください
乳白フィルムの特徴について
乳白フィルムの特徴
マット状の白色タイプで透視性がないため、目隠しやガラスの装飾に最適です。
優れた飛散防止効果が得られます。(JIS A-5759の4-5項・ガラス飛散防止性能に示す規定による表示記号D1)
有害な紫外線をカットするため、日焼けや室内の置物等の褪色を低減させる効果があります。
SH2MAMMミルキーミルキーの仕様と効果
フィルム全厚:105μm
基材:塩化ビニル系樹脂
品番 | 品名 | 飛散防止 | 紫外線カット | 印刷 | 外貼り | ハードコート |
---|---|---|---|---|---|---|
SH2MAMM | ミルキーミルキー | 〇 | 〇 | × | × | × |
*飛散防止効果 : 〇=ガラスの飛散を低減する効果があるもの
*UVカット効果:紫 外 線 カット率 〇=94%(測定値であり保証値ではありません)
*外貼り 可否: 〇=1~3年程度
*印刷:溶剤インクジェットの可否
*製品の仕様等は、改良のため予告なく変更する場合があります。
■物理特性
全厚 | 粘着力 | 引張強さ | 伸び |
---|---|---|---|
105 μm | 10.0 N/25mm幅 | 221 N/25mm幅 | 100 % |
・ 全厚はライナー紙を除く。
・ 測定はJIS A 5759に基づく方法で行う。
・ フィルム全厚は設計上の値を示す。
■光学特性
日射透過率 | 日射吸収率 | 日射反射率 | 可視光線透過率 | 可視光線反射率 |
---|---|---|---|---|
25 % | 41 % | 34 % | 21 % | 43 % |
紫外線透過率 | 熱貫流率 | 遮蔽係数 | 日射熱取得率 | |
0.0 % | 6.1 W/㎡・K | 0.45 | 0.39 |
・ 測定はJIS A 5759に基づく方法で行う。
・ 数値は3mm厚透明フロートガラスに貼付した場合のガラス面入射での値を示す。
【動画】すりガラス調フィルム、乳白フィルムの違いについて
すりガラス調フィルムとの違い
装飾用シートのご注意とメンテナンス
装飾用シートの注意・メンテナンス
■素材選定上のご注意
- ・色の確認や加工は、保護フィルムを剥してから行ってください。
- ・アルミサッシ等、腐食が生じる金属板への貼付はご注意ください。錆の発生で剥れる場合があります。
- ・窓ガラスにフィルムを貼ると、ガラスの温度が上昇し熱割れを生じる場合があります。
- ・熱や湿度がこもりやすい環境でのご使用はお避けください。フィルムや粘着剤の劣化が促進され、本来の機能が損なわれます。
- ・フィルムをはがす際に、ガラスの種類によっては糊が残る場合があります。
- ・その他の素材・被着体については、お問い合わせください。
熱割れの生じる条件
熱割れの生じる条件
1)ガラスの種類 | フロート板ガラスは、3~12mm厚より16~19mm厚の方が熱割れしやすく、網入りガラス・線入りガラスは、フロート板ガラスより熱割れしやすい。 |
---|---|
2)影の形状 | ガラス面に部分的に影ができると熱割れしやすい。 |
3)窓ガラスの近くにある反射物 | カーテンやブラインド等の使用は、日射をガラス面に反射させたり熱がこもりやすくなり、熱割れの原因になる。 |
4)ガラスの大きさ | 面積が大きいほど熱割れしやすい。 |
5)ガラス施工品質 | 熱割れは、ガラスのエッジから始まるので、エッジの仕上げが雑だと熱割れしやすい。 |
6)その他の要因 | 窓の方位、建築地域、施工の種類(パテやシーリング材の違い)等 |
※ガラスメーカー3社が採用している熱割れ計算式にて、可能性の有無を検討することができます。
※当計算は、指定された条件に基づくもので、保証値ではありません。参考資料としてご利用ください。
■メンテナンス上のご注意
メンテナンス上のご注意
- フィルム施工後の養生期間中はフィルムが乾いておりませんので、手を触れないようにしてください。
- 清掃は、フィルム施工後、1ヶ月以上の期間を置いてください。
- フィルム表面に汚れを付着させたままにすると、フィルムの劣化が促進されます。
- フィルムの性能を維持するためには、定期的な清掃が必要です。
1)窓ガラス清掃用ゴムスキージや水を含んだ柔らかい布で軽く水洗いしてください。
乾拭きは避けてください。
スキージ本体の金属部分(特にエッジ部分やボルト)がフィルムに接触しないよう注意してください。
2)フィルムの表面は、必ず一方向に拭くようにしてください。(往復しないでください)
3)汚れがひどい場合は、中性洗剤(1~2%)を使用してください。
アンモニア系、塩素系、有機系洗剤は使用しないでください。
4)砂ぼこり、金属粉等が付着している場合は、事前に水や十分に水を含んだ柔らかい布等で洗い流してください。(無理にこするとフィルムを傷つけます)
5)フィルム面に継目があるときは、継目に沿って拭いてください。
6)フィルムをクリーニングする場合は、事前に水や十分に水を含んだ柔らかい布等で、付着したほこり等を洗い流し、上記の清掃を開始してください。 - フィルム表面に粘着テープやステッカー等を貼ったり、マジック等で書いたりしないでください。
- フィルムは有機材料でできているため、製品に寿命があります。
また、使用環境が過酷な場合には、寿命が短くなったり外観や性能の劣化が生じることがあります。
予測しかねる環境変化によっては、不具合が生じる場合があります。
目安として、通常の用法による使用の場合約3~5年程度です。
(但し耐用期間として保証するものではありません)
■廃棄上のご注意
廃棄上のご注意
1)焼却する場合 | 大気汚染防止法などに適合した処理方法に従ってください。 |
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2)埋立てする場合 | 廃棄物の処理及び清掃に関する法律及び関係する法規に従って、 公認の廃棄物処理業者にて処理してください。 |